栃木で見られる昆虫一覧|平地・水辺・山地の代表種まとめ

地面にいるカブトムシ

栃木でどんな昆虫が見られるのか知りたい方に向けて、平地・水辺・山地ごとに出会いやすい代表的な種類をまとめました。特別に珍しい種ではなく、公園や河川敷、里山、住宅地など身近な場所で観察しやすい昆虫を中心に紹介します。
本記事では、栃木で比較的よく見られる代表的な昆虫を分類ごとに整理しています。

栃木で見られる動物や危険生物は、こちらの総合ページでまとめています。
▶ 栃木の野生動物まとめ|見られる動物・危険生物・観察スポット

目次

栃木の昆虫環境の特徴

栃木県は宇都宮周辺の平地、渡良瀬川や鬼怒川などの河川環境、そして日光・那須といった山地エリアまで、多様な自然環境がそろっています。農地と住宅地が隣接する地域も多く、里山的な環境が身近に残っているのも特徴です。そのため、平地性と山地性の昆虫の両方を観察できるのが魅力です。

甲虫類

カブトムシ

木の幹にいるカブトムシ

主な環境:山地・里山の雑木林
見られる時期:6月下旬〜8月ごろ
樹液の出るクヌギやコナラに集まる夏の代表的な昆虫です。夏の夜、山沿いの街灯周辺で飛来している姿を見かけることもあります。

ミヤマクワガタ

街灯に飛来したミヤマクワガタ

主な環境:山地寄りの林内
見られる時期:7月〜8月ごろ
比較的標高の高い環境で見られる大型のクワガタです。涼しい山間部で観察されることがあります。

ノコギリクワガタ

苔の上にいるノコギリクワガタ

主な環境:山地〜里山
見られる時期:6月〜9月ごろ
大きく湾曲した大あごが特徴です。夜間に灯りへ飛来することもあります。

コクワガタ

街灯に飛来したコクワガタ

主な環境:平地の林・公園
見られる時期:5月〜10月ごろ
比較的身近なクワガタで、平地の公園周辺でも見つかることがあります。

シロスジカミキリ

木に張り付くシロスジカミキリ

主な環境:林縁・街路樹
見られる時期:5月〜8月ごろ
白い筋模様が目立つ大型種で、昼間に木の幹を歩く姿を観察できることがあります。

チョウ類

シロチョウ類

吸蜜するヤマトスジグロシロチョウ

主な環境:平地の畑・公園
見られる時期:3月〜10月ごろ
モンシロチョウやヤマトスジグロシロチョウなどが含まれます。春から初夏にかけて住宅地周辺でもよく飛んでいる印象があります。

アゲハチョウ類

交尾するアゲハチョウ

主な環境:平地〜山地
見られる時期:4月〜10月ごろ
ナミアゲハが代表的です。山地ではミヤマカラスアゲハなどが見られることもあります。

タテハチョウ類

羽を開いて止まるルリタテハ

主な環境:林縁・公園
見られる時期:3月〜11月ごろ
ルリタテハなどが身近です。日差しのある場所で翅を広げる姿を観察できます。

トンボ類

枝先にとまるアキアカネ

シオカラトンボ類

主な環境:池・田んぼ・用水路
見られる時期:5月〜10月ごろ
初夏の水辺で低く飛び回る姿がよく見られます。

オニヤンマ

主な環境:山地の渓流
見られる時期:6月〜9月ごろ
日本最大級のトンボで、山道沿いで力強く飛ぶ姿を見かけることがあります。

アキアカネ

主な環境:夏は山地、秋は平地
見られる時期:9月〜11月ごろ
夏は高原などで過ごし、秋になると平地へ移動してきます。

ギンヤンマ

主な環境:池・水辺
見られる時期:5月〜10月ごろ
素早く飛ぶ大型種で、夏の水辺で目立ちます。

カマキリ類

道路を渡るオオカマキリ

オオカマキリ

主な環境:平地〜里山
見られる時期:7月〜10月ごろ
草むらや庭木でじっと獲物を待つ姿を見かけることがあります。

ハラビロカマキリ

主な環境:林縁・庭木
見られる時期:7月〜10月ごろ
体が横に幅広いのが特徴で、木の多い環境で見つかることがあります。

バッタ類

壁に張り付くトノサマバッタ

トノサマバッタ

主な環境:河川敷・草地
見られる時期:7月〜11月ごろ
草むらを大きく跳ねる姿が目立ちます。

オンブバッタ

主な環境:畑・庭・草地
見られる時期:7月〜10月ごろ
雌の背に雄が乗る姿がよく知られています。

セミ類

木にとまるエゾハルゼミ

主な環境:平地の公園・住宅地・林
見られる時期:7月中旬〜9月ごろ
アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシなどが一般的です。真夏には一日中鳴き声が響くこともあります。

カメムシ類

壁にとまるクサギカメムシ

主な環境:住宅地・庭木・公園
見られる時期:4月〜11月ごろ
クサギカメムシやチャバネアオカメムシなどが見られます。秋には建物周辺で見かけることもあります。

ハチ類

地面にとまるスズメバチの接写。刺傷事故が多い大型のハチ

主な環境:住宅地・公園・山地
見られる時期:5月〜10月ごろ
栃木ではアシナガバチ類やスズメバチ類、ミツバチ類などが見られます。春から秋にかけて活動し、住宅地の軒下や林内で巣を作ることがあります。刺激しなければ攻撃してくることは少ないですが、巣の近くでは注意が必要です。

栃木で注意が必要な昆虫や危険生物については、別記事で詳しくまとめています。
▶︎ 栃木の危険な野生動物まとめ|遭遇リスクと対策

環境別に見られる昆虫

平地・住宅地では、シロチョウ類、セミ類、コクワガタ、カマキリ類、カメムシ類などが見られます。
水辺・河川敷では、シオカラトンボ類やトノサマバッタなどが観察できます。
山地・里山では、カブトムシ、ミヤマクワガタ、オニヤンマなどが見られることがあります。

季節別に見られる昆虫

春はシロチョウ類やタテハチョウ類が目立ちます。
夏はカブトムシやクワガタ類、セミ類、ギンヤンマなど活動が最も活発になります。
秋はアキアカネやバッタ類が目立ちます。

まとめ

栃木では、平地・水辺・山地それぞれで多様な昆虫が見られます。本記事では、比較的よく見られる代表種を分類ごとに整理しました。まずは身近な公園や河川敷を歩くだけでも、多くの昆虫に出会えるはずです。季節ごとの変化を感じながら、栃木の自然を楽しんでみてください。

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