栃木の春に見られる生き物|3月〜5月の代表種と季節の動き

春に住宅の軒下で見られるツバメのヒナ

栃木の春(3月〜5月)は、生き物観察におすすめの季節です。

冬眠から目覚める動物。
繁殖のため水辺に集まる両生類。
桜に集まる野鳥。
そして春の渡りで飛来する夏鳥。

標高差の大きい栃木では、平野部と山地で時期が少しずれます。
その違いも含めて、春に見られる代表的な生き物を紹介します。

栃木で見られる動物や危険生物は、こちらの総合ページでまとめています。
▶ 栃木の野生動物まとめ|見られる動物・危険生物・観察スポット

目次

栃木の春に見られる代表的な生き物

青空に生える桜の木

3月〜4月ごろ(早春)
ツキノワグマ(活動再開)

2月下旬〜3月〈平野部〉/4月〈高地〉
アズマヒキガエル(繁殖・ガマ合戦)

4月前半(桜の時期)
メジロ・ヒヨドリなどの野鳥

4月中旬〜下旬ごろ(渡り)
ツバメ・キビタキ・オオルリなどの夏鳥

5月ごろ(活動本格化)
モンシロチョウなどの春の昆虫

春は「冬眠明け」「繁殖」「渡り」が重なる、変化の大きい季節です。

3月ごろに見られる生き物(早春)

クマが動き始める

栃木の森林で撮影したツキノワグマ。草むらの中からこちらを警戒している野生個体

栃木では、ツキノワグマが3月〜4月ごろから活動を再開します。
天候や積雪状況によって時期は前後します。

主に日光・那須などの山間部で動き始めることが多く、春の山歩きでは注意が必要です。

山に入る際の危険生物について知りたい方は、下記の記事が参考になります。
▶栃木の危険な野生動物まとめ|遭遇リスクと対策

ヒキガエルの繁殖(ガマ合戦)

苔むした地面にいるアズマヒキガエル

アズマヒキガエルは繁殖期になると水辺に集まります。

平野部では2月下旬〜3月ごろ。
標高の高い戦場ヶ原周辺などでは4月ごろに見られることがあります。

オス同士がメスを巡って重なり合う様子は「ガマ合戦」と呼ばれます。
雨上がりの夜は特に活発です。

栃木の両生類を詳しく知りたい方は、下記の記事が参考になります。
▶栃木の両生類一覧|18種のカエル・サンショウウオ・イモリまとめ

4月に見られる生き物(桜と渡り)

桜に集まる野鳥

公園で見られるヒヨドリ

桜が咲く4月前半。
メジロやヒヨドリが花蜜を求めて枝を移動します。

宇都宮市内の公園や渡良瀬遊水地周辺でも観察できます。
早朝は特に活発です。

桜に集まる野鳥について詳しく知りたい方は、下記の記事が参考になります。
▶桜で見られる野鳥は?よく見られる3種を解説

夏鳥の飛来(4月中旬〜下旬ごろ)

枝にとまるオオルリのオス

4月中旬〜下旬ごろになると、南方で越冬していた夏鳥が栃木でも目立ち始めます。

ツバメは4月ごろから住宅地でも見られます。
キビタキやオオルリなどは、場所によって4月中旬以降にさえずりが聞こえるようになります。

山地では時期がやや遅れることもあります。

栃木で見られる野鳥全体を知りたい方は、下記の記事が参考になります。
▶栃木の野鳥一覧|見られる種類を環境別に紹介

5月に見られる生き物(活動本格化)

昆虫の活動が広がる

吸蜜するヤマトスジグロシロチョウ

5月になると、気温の上昇とともに昆虫の活動が目立ちます。

河川敷や畑ではモンシロチョウが飛び交い、
草地ではテントウムシやハナムグリも見られます。

里山や公園では、カマキリの幼体が姿を見せ始めます。

気温が20℃を超える晴れた日は、観察に最適なタイミングです。

栃木の昆虫を詳しく知りたい方は、下記の記事が参考になります。
▶栃木で見られる昆虫一覧|平地・水辺・山地の代表種まとめ

春の観察ポイント(栃木)

・早朝は野鳥が活発
・雨上がりの夜は両生類が動く
・暖かい日中は昆虫が増える
・山間部ではクマへの注意が必要

渡良瀬遊水地、日光周辺、那須エリアなどは、春の変化を感じやすい場所です。

実際に観察して感じたこと

水辺に集まる繁殖期のカエルの群れ

私が一番見てほしいのは、アズマヒキガエルのガマ合戦です。

戦場ヶ原で目撃したのですが、湿地全体から低く響く鳴き声が聞こえ、あちこちに大群がいて圧巻の光景でした。足元の水辺にも次々と集まり、春の訪れを強く感じた瞬間でした。

その後、夏鳥も飛来し始め、森にさえずりが響くようになります。
いよいよ生き物の活動が本格化するな、と実感する季節です。

まとめ

栃木の春は、生き物の動きが最も分かりやすい季節です。

クマの活動再開。
ヒキガエルの繁殖。
桜に集まる野鳥。
そして夏鳥の飛来。

平野部と山地で時期がずれることも含め、春は観察に最適なシーズンです。

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