奥日光で野鳥観察|おすすめスポットと見られる野鳥ガイド

さえずるために出てきたコマドリ

奥日光は栃木県日光市に広がる自然豊かなエリアで、湿原・湖・森林・渓流など多様な環境があります。
そのため奥日光では多くの野鳥が生息しており、日本でも有数のバードウォッチングスポットとして知られています。

この記事では、奥日光で野鳥観察ができるおすすめスポットと、そこで見られる可能性がある野鳥を紹介します。

目次

奥日光全体でよく見られる野鳥

枝にとまるシジュウカラ
シジュウカラ

奥日光の森林では、小鳥やキツツキ類などさまざまな野鳥を見ることができます。

カラ類

シジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、コガラなど

キツツキ類

アカゲラ、コゲラ、オオアカゲラ、アオゲラなど

その他の森林の鳥

ゴジュウカラ、キバシリなど

奥日光で野鳥観察ができる主なスポット

奥日光には湿原、湖、森林、渓流などさまざまな環境があり、場所によって見られる野鳥も変わります。
ここでは野鳥観察がしやすい主なスポットを紹介するとともに、各スポットで見られる可能性がある野鳥についても紹介します。

戦場ヶ原

枝先にとまるノビタキのオス

場所の特徴

戦場ヶ原は奥日光を代表する広大な湿原で、木道が整備されているため歩きながら野鳥観察ができます。
見通しが良く、湿原や草原の環境に生息する野鳥を観察しやすい場所です。
赤沼自然情報センター付近から歩き始める人も多く、奥日光でも特に人気の高い野鳥観察スポットです。

見られる可能性がある野鳥

ノビタキ、ホオアカ、アオジ、モズ、オオジシギ、ウソ、カワガラス、オシドリ、カケス、アトリ、イカルなど

見られたらラッキーな野鳥

戦場ヶ原周辺では、渡りの時期などに珍しい野鳥が確認されることもあります。
年によっては見られないこともありますが、次のような鳥が記録されることがあります。

レンジャク類、マミチャジナイ、ノゴマ、オオモズ、ムギマキなど

小田代原

枝先にとまるホオアカ

場所の特徴

小田代原は戦場ヶ原の西側にある草原湿地で、周囲を森に囲まれた静かな場所です。
戦場ヶ原に比べて人が少なく、落ち着いて野鳥観察ができるスポットです。
広い草原と周囲の森林が接する環境のため、草原の鳥と森林の鳥の両方を観察できる可能性があります。

見られる可能性がある野鳥

ノビタキ、ホオアカ、アオジ、モズ、カッコウ、カケスなど

湯元温泉周辺

枝にとまるオシドリ

場所の特徴

奥日光の湯元温泉周辺には湯ノ湖があり、湖と森林が隣接した自然豊かな環境が広がっています。
さらに奥へ進むと切込湖・刈込湖などの森があり、周辺ではさまざまな野鳥が確認されています。

見られる可能性がある野鳥

マガモ、カルガモ、オシドリなどのカモ類、ゴジュウカラ、キクイタダキ、ルリビタキ、コマドリ、エゾムシクイ、メボソムシクイ、ジュウイチ、コルリなど

※冬にはキンクロハジロなどの冬のカモ類が見られることもあります。

湯滝

水面で餌を探すカワガラス

場所の特徴

湯滝は湯ノ湖の水が流れ落ちる滝で、奥日光を代表する景観のひとつです。
滝の周辺には森林や渓流の環境が広がっており、水辺の野鳥を観察できる可能性があります。
遊歩道も整備されているため、散策しながら野鳥観察を楽しめる場所です。

見られる可能性がある野鳥

カワガラス、キセキレイ、ミソサザイ、キビタキ、オオルリ、アオシギなど

光徳牧場

雪の中餌を食べるカケス

場所の特徴

光徳牧場は奥日光の森林に囲まれた広い牧草地で、周辺には林道や遊歩道があります。
開けた草地と森林が隣接しているため、さまざまな野鳥を観察できる可能性があります。

周辺にはカラマツやミズナラなどの大きな木が多く、アカゲラ、コゲラ、オオアカゲラ、アオゲラなどのキツツキ類が見られることもあります。
また、近くを流れる逆川などの水辺ではカワセミやアオシギが見られることもあります。

見られる可能性がある野鳥

ホオアカ、ノビタキ、モズ、カケス、カワセミ、アオシギなど

中禅寺湖

枝にとまるオオルリのオス

場所の特徴

中禅寺湖は男体山のふもとに広がる大きな湖で、奥日光を代表する景観のひとつです。
湖岸には森林が広がっており、水辺の野鳥や森林の野鳥を観察できる可能性があります。

湖は広いため、野鳥観察をする場合は菖蒲ヶ浜や千手ヶ浜周辺がおすすめです。

見られる可能性がある野鳥

マガモ、カルガモ、キンクロハジロ、オシドリなどのカモ類、カワウ、トビ、オオルリ、キビタキ、センダイムシクイ、キセキレイなど

※冬にはオオワシが飛来することもあります。

華厳の滝

泥を集めるイワツバメ

場所の特徴

華厳の滝は中禅寺湖の水が流れ落ちる高さ約97mの滝で、奥日光を代表する観光名所です。
観光地として有名な場所のため、あまり生き物のイメージはないかもしれませんが、滝周辺の崖や上空では野鳥が見られることもあります。

見られる可能性がある野鳥

アマツバメ、イワツバメ、ハヤブサなど

番外編

華厳の滝周辺では、まれにニホンカモシカが見られることもあります。

奥日光で野鳥観察する際の注意点

奥日光は自然が豊かな地域のため、ツキノワグマなどの野生動物が生息しています。
戦場ヶ原や山林の遊歩道ではクマの目撃情報が出ることもあります。

野鳥観察をする際は次の点に注意してください。

クマ鈴など音が出るものを持つ
早朝や夕方の行動は注意する
事前にクマの目撃情報を確認する

安全に配慮しながら自然観察を楽しむことが大切です。

野鳥観察におすすめの季節

奥日光では季節によって見られる野鳥が変わります。
訪れる時期によって観察できる鳥も大きく変わるため、季節ごとの特徴を知っておくとより楽しめます。

春〜初夏

夏鳥が飛来し、野鳥の活動が最も活発になる季節です。
キビタキやオオルリのさえずりが聞こえるほか、コマドリやコルリなどの森林の鳥が観察できることもあります。

渡りの途中の旅鳥が観察される可能性があり、思わぬ野鳥に出会えることもある面白い季節です。
戦場ヶ原周辺では、年によって珍しい鳥が記録されることもあります。

葉が落ちるため野鳥を見つけやすくなる季節です。
中禅寺湖や湯ノ湖ではカモ類が見られるほか、年によってはオオワシが飛来することもあります。

奥日光で野鳥観察するコツ

朝の時間帯は野鳥が活動的
双眼鏡を持っていくと観察しやすい
静かに歩くと野鳥を見つけやすい

奥日光は自然が豊かなため、歩いているだけでもさまざまな野鳥の声を聞くことができます。

実際に奥日光で野鳥観察をして感じたこと

私自身、これまで奥日光で野鳥観察をしてきて、100種近い野鳥を観察してきたと思います。
奥日光には湿原、湖、森林、渓流などさまざまな環境があり、本当に多くの野鳥が生息している場所です。

戦場ヶ原や中禅寺湖、湯元周辺など、場所によって見られる鳥も大きく変わります。
実際に歩いているとさまざまな野鳥の声が聞こえ、自然の豊かさを感じることができます。

初心者の方でも多くの野鳥に出会える可能性があり、ベテランのバードウォッチャーの方でも楽しめる場所だと思います。
奥日光は日本でも有数の「野鳥の聖地」と言える場所だと感じています。

まとめ

奥日光は湿原、湖、森林、渓流など多様な環境があり、栃木県でも特に野鳥観察に適した場所です。
戦場ヶ原や中禅寺湖などのスポットを歩きながら、季節ごとにさまざまな野鳥を観察することができます。

奥日光には今回紹介した以外にも多くの野鳥が生息しています。
この記事で紹介した野鳥はほんの一部で、実際にはさらに多くの種類の野鳥を観察することができます。

自然豊かな奥日光を訪れた際は、ぜひ野鳥観察も楽しんでみてください。

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