栃木でケガした動物や轢かれた動物を見つけたら?

里山の林床で出会ったホンドタヌキ

道路や森の近くで、ケガをした野生動物や轢かれた動物を見つけることがあります。突然の状況で「どうすればいいのだろう」と困ってしまう人も多いでしょう。

無理に助けようとすると、人にも動物にも危険が及ぶことがあります。この記事では、栃木県でケガした野生動物を見つけた場合の基本的な対応について解説します。

目次

ケガした動物や轢かれた動物を見つけたときの対処ステップ

STEP1 まず落ち着いて安全を確認する

ケガをした動物を見つけた場合は、まず落ち着いて周囲の状況を確認しましょう。道路上であれば交通事故の危険がありますし、山や林の中でも不用意に近づくと危険なことがあります。

まずは安全な距離を保ち、状況をよく観察することが大切です。

STEP2 動物の状態を確認する

次に動物の状態を確認します。生きているのか、動ける状態なのか、どこにいるのかなどを落ち着いて観察します。

また、巣から落ちたヒナや建物・車などに衝突してケガをした野鳥が見つかることもあります。いずれの場合も、近づきすぎないよう注意しましょう。

STEP3 無理に触らない

ケガをしている野生動物は強いストレス状態にあることが多く、突然暴れたり噛みついたりすることがあります。

助けようとして触ることで、かえって危険な状況になることもあります。基本的には距離を保ち、無理に触らないことが大切です。

STEP4 行政へ相談する

栃木県では、ケガをした野生動物を見つけた場合は環境森林事務所などの担当部署へ相談することが案内されています。

制度や連絡先は変更されることもあるため、最新の情報は栃木県の公式ページで確認するようにしましょう。

具体的な連絡先などは、栃木県が出している記事が参考になります。
ケガをした野生鳥獣の取扱いについて

ケガした動物を助けてもいいの?

草を食べる二ホンジカの♀

ケガをしている動物を見ると、助けたいと感じる人も多いと思います。しかし野生動物は法律で保護されており、個人が勝手に保護することは基本的にできません。

また、ケガをしている動物は非常に警戒している状態です。人が近づくことで、さらに強いストレスを与えてしまう可能性もあります。

まずは無理に触らず、行政へ相談することが基本になります。

死んでいる動物を見つけた場合

道路などで動物が死んでいる場合もあります。このような場合も基本的には触らないようにしましょう。

野生動物の死体には寄生虫や細菌が付着していることがあります。また道路上にある場合は交通事故の原因になることもあります。

必要に応じて、市町村や道路管理者へ連絡することで対応してもらえる場合があります。

近づくと危険な野生動物

岩陰で休むイノシシ。見通しの悪い場所では突然の遭遇に注意が必要

ケガをしている野生動物は普段より警戒心が強くなっています。特に大型の動物には注意が必要です。

栃木県では次のような動物に近づくと危険な場合があります。

・シカ
・イノシシ
・ニホンザル

これらの動物は体も大きく、ケガをしているときは特に危険です。距離を保って様子を見ることが大切です。

栃木でケガをして見つかることが多い野生動物

春に住宅の軒下で見られるツバメのヒナ

栃木県では、ケガをしている野生動物が見つかることがあります。原因は交通事故のほか、衝突事故や巣から落ちた野鳥などさまざまです。

実際によく見られる動物には次のようなものがあります。

・タヌキ
・キツネ
・シカ
・イタチ類
・野鳥

山沿いの地域や農地の近くでは、こうした動物に出会うことがあります。

野生動物に出会いやすい場所

野生動物は次のような場所で見かけることがあります。

・山沿いの道路
・林道
・田んぼと森の境目
・河川沿い

こうした場所では、ケガをしている動物や弱っている動物を見かけることもあります。

まとめ

栃木でケガした動物や轢かれた動物を見つけた場合は、まず落ち着いて状況を確認することが大切です。

無理に触ったり保護しようとすると、人にも動物にも危険が及ぶことがあります。安全な距離を保ち、必要に応じて行政へ相談することが基本の対応になります。

人と野生動物の双方にとって安全な行動を心がけましょう。

また、道路では野生動物の交通事故(ロードキル)が起こることもあります。原因や対策については、こちらの記事でも詳しく解説しています。
▶ロードキルとは?野生動物の交通事故が起きる理由と注意点

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