鹿の角を山で見つけてみたいと思ったことはありませんか。
鹿の角は毎年生え変わり、春になると古い角が自然に落ちます。そのため山を歩いていると、思いがけず鹿の角を見つけることがあります。
しかし、実際に探してみると「どこに落ちているのか」「どうすれば見つかるのか」が分からない人も多いのではないでしょうか。
この記事では、鹿の角が落ちる時期や見つかりやすい場所、探すときのコツを分かりやすく解説します。
登山や自然観察の途中で鹿の角を見つけたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
シカとはどんな動物?日本での分布

ニホンジカ は日本に広く分布する大型の哺乳類です。
北海道、本州、四国、九州に生息しており、主に森林や山地に暮らしています。近年は個体数が増え、里山や農地周辺でも見られることが多くなりました。
日本に生息する鹿は地域によって体の大きさに違いがあります。一般的に北に行くほど体が大きくなる傾向があり、北海道に生息する エゾジカ は、本州などに生息する鹿よりも体が大きいことで知られています。
体が大きい鹿ほど角も大きく成長するため、北海道では非常に立派な角を持つ個体も見られます。
なぜ鹿には角があるのか
鹿の角は主にオス同士の争いのためにあります。
秋の繁殖期になるとオス鹿は角を使って戦い、勝った個体がメスと繁殖することができます。角はオスの強さを示す重要な武器でもあります。
メスの鹿には角がない

多くの鹿では、角が生えるのはオスだけです。
メスの鹿には基本的に角は生えません。これは角がオス同士の争いに使われるためです。そのため野外で角のある鹿を見かけた場合、ほとんどがオスだと考えてよいでしょう。
鹿の角は毎年落ちる
鹿の角は一度生えたらそのままではなく、毎年生え変わる特徴があります。
秋の繁殖期が終わると古い角が落ち、その後春から夏にかけて新しい角が成長していきます。
つまり鹿の角は
・秋 繁殖期に使用
・冬〜春 角が落ちる
・春〜夏 新しい角が成長
というサイクルを毎年繰り返しています。
鹿の角が落ちる時期(狙い目)
鹿の角が落ちる時期は地域差がありますが、一般的に3月〜4月頃(地域によって多少前後します)とされています。
この時期は繁殖期が終わったあとで、古い角が自然に落ちるためです。
特に雪解け直後の春は角が見つかりやすい時期です。
時間が経つと
・落ち葉に埋もれる
・ネズミなどの動物にかじられる
こともあるため、春は鹿の角を見つけやすい季節といえます。
鹿の角は年齢によって枝分かれが増える

鹿の角は年齢とともに形が変化します。
若い鹿では枝分かれが少なくシンプルな形ですが、成長するにつれて枝分かれが増えていきます。一般的に1年ごとに枝分かれが増え、4歳前後になると多くの人がイメージするような立派な角の形になることが多いとされています。
ただし角の形には個体差もあり、普段とは違う形の角が落ちていることもあります。もしそのような角を見つけたら、珍しい個体のものかもしれません。自然観察としては少しラッキーな発見と言えるでしょう。
鹿の角が落ちている場所
鹿の角は山の中で思いがけず見つかることがあります。特に次のような場所では落ちている可能性があります。
鹿の休憩場所
少し開けた場所や鹿が休んでいる場所では角が落ちていることがあります。鹿のフンが多く見られる場所は、鹿がよく集まる場所の可能性があります。
山の尾根や通り道
山の尾根は鹿の移動ルートになっていることがあります。鹿道のように踏み固められた場所の周辺では角が落ちていることがあります。
登山道
意外かもしれませんが、登山道の上に角が落ちていることもあります。これは鹿も登山道を移動ルートとして利用しているためと考えられます。
山の公園や芝生広場
山の中にある公園や展望広場など、芝生が広がる場所は鹿の休憩場所になることがあります。こうした場所やその周辺の林の中で角が見つかることもあります。
鹿の角を見つけるコツ

鹿の角を見つけるためには、まず鹿が多く生息している場所を見つけることが重要です。
山を歩くときは、次のような鹿の痕跡を探してみましょう。
下草や笹が食べられている
鹿は笹や草をよく食べます。下草が広く食べられている場所は鹿がよく利用している可能性があります。
フンが落ちている
鹿のフンが多く落ちている場所は鹿が頻繁に通る場所です。周囲をよく観察すると角が落ちていることもあります。
ヌタ場がある
鹿は泥の場所で体をこすりつけることがあります。こうしたヌタ場の周辺は鹿が集まりやすい場所です。
獣道を見つける
鹿がよく通る場所には踏み固められた細い道ができます。このような獣道の周辺も角が落ちている可能性があります。
実際に私が鹿の角を見つけた場所

ここまで鹿の角が落ちている場所について説明してきましたが、実際に「鹿の角を探しに行こう」と思って見つけるのはなかなか難しいものです。
そのため鹿の角は、登山や生き物観察のついでに探すくらいの気持ちで歩くのがおすすめです。
私がこれまでに鹿の角を見つけたのは、周囲が少し開けていて鹿の休憩場所になっているような場所や、山の尾根など鹿の通り道になっている場所でした。
また、登山道の上に落ちていることもあります。鹿も登山道を移動ルートとして利用しているためだと考えられます。
鹿の角を拾うときの注意
鹿の角を見つけても、拾う際にはいくつか注意が必要です。
国立公園や自然保護区域では自然物の採取が禁止されている場合があります。また、山林には私有地も多いため、立ち入りには注意が必要です。
さらに鹿が生息する場所ではクマなど他の野生動物がいる可能性もあります。山に入る際は安全に十分注意しましょう。
まとめ
鹿の角は毎年生え変わり、春になると古い角が落ちます。一般的に落ちる時期は3月〜4月頃(地域によって多少前後します)です。
鹿の角は山の中で偶然見つかることもありますが、鹿がよく利用している場所を探すと見つかる可能性が高くなります。
例えば
・鹿の休憩場所
・山の尾根などの通り道
・登山道
・山の公園や芝生広場
などでは角が落ちていることがあります。
また
・鹿のフン
・食べられた笹や草
・ヌタ場
・獣道
といった鹿の痕跡を探すことも大切です。
鹿の角を探すのは簡単ではありませんが、登山や自然観察の途中で思いがけず見つかることもあります。山を歩くときは、ぜひ地面にも少し目を向けてみてください。
FAQ
鹿の角はいつ落ちますか?
鹿の角は地域差がありますが、一般的に3月〜4月頃に落ちることが多いとされています。
鹿の角は毎年落ちるのですか?
はい。鹿の角は毎年生え変わる特徴があります。秋の繁殖期が終わると古い角が落ち、その後新しい角が成長します。
鹿の角はどこに落ちていることが多いですか?
鹿の角は
・鹿の休憩場所
・山の尾根などの通り道
・登山道
・芝生広場周辺
など、鹿がよく利用する場所で見つかることがあります。
鹿の角は拾ってもいいのですか?
場所によっては自然物の採取が禁止されている場合があります。国立公園や保護区域ではルールを確認するようにしましょう。

