家の中でカメムシを見つけると、どうやって捕まえればよいのか迷いますよね。
ティッシュでつかんで臭いを出されたり、急に飛び回られたりすると大変です。
カメムシは、敵に襲われたときなどに臭腺から防御のための分泌液を出します。そのため、臭いを抑えるには、つぶしたり強く刺激したりせずに捕まえることが大切です。
私の家にも毎年カメムシが入ってきます。
普段はペットボトルの中へ落として外に逃がしていますが、コップやガムテープ、凍結スプレーなどを使う方法もあります。
この記事では、家の中に出たカメムシを、できるだけ臭わせずに捕まえる方法を紹介します。
家にカメムシが出たらまずどうする?

カメムシを見つけても、慌てて手でつかむ必要はありません。
まずはカメムシがいる場所を確認し、次のような道具を用意しましょう。
- コップと厚紙
- 空のペットボトル
- ガムテープ
- カメムシ用の捕獲器
- カメムシに対応した凍結スプレー
どの方法でも臭いを完全に防げるとは限りませんが、体を押しつぶさず、できるだけ短時間で捕まえることがポイントです。
窓から出せそうなら外へ誘導する
カメムシが開けられる窓の近くにいる場合は、そのまま外へ誘導する方法もあります。
窓を開け、紙などを使って後ろからゆっくり移動させます。
うまく外へ向かわない場合は、何度も追い回さず、コップやペットボトルを使って捕まえましょう。
カメムシの臭いを抑えて捕まえる・退治する方法
カメムシがいる位置や、捕まえた後に逃がすか退治するかによって、使いやすい方法は変わります。
それぞれの方法を確認していきましょう。
コップと厚紙で覆って捕まえる
床や平らな壁にいるカメムシには、コップと厚紙を使えます。
カメムシの上から透明なコップをかぶせ、コップと床や壁の間へ厚紙をゆっくり差し込みます。
厚紙でふたをした状態で持ち上げれば、カメムシに直接触れずに屋外へ運べます。容器と厚紙を使って物理的に捕獲する方法は、クサギカメムシの室内対策としても使われています。
ただし、カーテンや凹凸のある壁など、コップを密着させにくい場所では無理に行わない方がよいでしょう。
ペットボトルの中へ落として捕まえる
壁や窓に止まっているカメムシには、空のペットボトルを使う方法もあります。
手順は簡単です。
- カメムシの真下にペットボトルの口を近づける
- 上や横からそっと触れる
- 中へ落ちたらすぐにキャップを閉める
- 屋外へ運んで逃がす
クサギカメムシには、刺激を受けたときに下へ落ちる反応が見られます。容器を下に構え、軽く刺激して中へ落とす捕獲方法も紹介されています。
私も家の中に出たクサギカメムシは、普段この方法で捕まえています。
少し触れたり、軽い衝撃を与えたりすると下へ落ちることが多いため、ペットボトルの口を真下に近づけてから、そっと触れます。
中へ入ったらすぐにキャップを閉められるので、手でつかむ必要がなく、そのまま外へ運べます。
ただし、必ず下へ落ちるわけではありません。
何度も突いたり、ペットボトルの口で押さえたりせず、うまく入らない場合は別の方法に切り替えましょう。
ガムテープでそっと包んで処理する
ガムテープや粘着力の強いテープにカメムシを付け、そのまま包んで処理する方法です。
カメムシの背中側を粘着面に付け、テープを折りたたんで閉じ込めます。カメムシが少数の場合の方法として、ガムテープで捕獲して包む方法は害虫対策メーカーからも紹介されています。
ただし、テープへ強く押しつけると、臭いを出す可能性があります。
捕まえて外へ逃がしたい場合や、カメムシへ近づくのが苦手な場合は、コップやペットボトルの方が使いやすいでしょう。
凍結スプレーで動きを止める
カメムシに近づきたくない場合は、凍結タイプのスプレーで動きを止める方法があります。
冷却効果によって素早く動きを止められるため、手でつかんだり押さえたりする必要がありません。
私も凍結タイプのスプレーを使ったことがあります。
直接触らずに退治できたため、臭いはある程度抑えられました。ただし、まったく臭わなかったわけではなく、少し臭いを感じました。
メーカーも、気温や風向き、カメムシの種類などによっては、凍結スプレーを使っても臭いが出る場合があると説明しています。凍結スプレーなら必ず無臭で退治できるわけではありません。
凍結スプレーには、次のような違いがあります。
- 冷却成分だけで駆除するもの
- 冷却成分と殺虫成分を含むもの
- 室内でも使用できるもの
- 屋外専用のもの
実際に、殺虫成分を使わないカメムシ対応製品がある一方で、殺虫成分を含む屋外専用製品も販売されています。使用前に、対象害虫と使用できる場所を必ず確認しましょう。
市販のカメムシ捕獲器を使う
毎年何度もカメムシが入ってくる家では、市販の捕獲器を用意しておく方法もあります。
直接触れずに捕まえられるものや、長い柄が付いたものなどがあり、高い場所にいるカメムシにも対応しやすくなります。
カメムシを見つけてから道具を探していると、その間に移動されることがあります。すぐに取り出せる場所へ置いておくと便利です。
カメムシを捕まえるときに注意したい方法

カメムシを押しつぶしたり、強い衝撃を与えたりすると、臭いが広がりやすくなります。
手軽に見える方法でも、後処理が大変になることがあるため注意しましょう。
手やティッシュで強くつかまない
カメムシを素手でつかむと、手の中で臭いを出されることがあります。
ティッシュを使う場合も、強くつまむと体をつぶしてしまう可能性があります。
どうしても紙を使う場合は、カメムシの下へ差し込み、紙の上へ乗せるように動かしましょう。
ほうきや物でたたかない
ほうきや雑誌などでたたくと、カメムシの体を傷つけ、分泌液が床や壁へ付くことがあります。
退治する場合でも、たたいてつぶす方法は避けた方が後片付けは簡単です。
掃除機は臭いが残ることがある
掃除機でカメムシを吸い取る方法もあり、専門機関から室内での物理的な除去方法として紹介されています。
ただし、カメムシを吸い込むと、紙パックやダストカップ、本体の一部に臭いが残ることがあります。
1匹や数匹であれば、コップやペットボトルで個別に捕まえた方が、掃除機の後処理は必要ありません。
カメムシの臭いがついたときの対処法
注意して捕まえても、カメムシが臭いを出してしまうことはあります。
臭いがついた場所に合わせて対処しましょう。
手についた臭い
まずは、水で分泌液を洗い流します。
石けんだけで臭いが残る場合は、食用油やクレンジングオイル、消毒用アルコールなどを少量なじませてから、石けんで洗う方法があります。
カメムシの分泌液には油に溶けやすい成分も含まれるため、油やアルコールを使った後に石けんで洗うと落としやすくなります。
肌が荒れやすい人は無理に何度も洗わず、洗った後は必要に応じて保湿しましょう。
床や壁についた臭い
床や壁に分泌液が付いた場合は、最初から強くこすらず、布やティッシュで押さえるように拭き取ります。
その後、素材に使用できる中性洗剤で拭き、水拭きと乾拭きをします。
壁紙や塗装面は変色する可能性があるため、洗剤を使う前に目立たない場所で確認しましょう。
衣類やカーテンについた臭い
洗濯できる衣類やカーテンは、洗濯表示を確認して洗剤で洗います。
洗剤に含まれる界面活性剤によって、油になじみやすい臭い成分も落としやすくなります。
洗濯できない素材や臭いが落ちない衣類は、無理に漂白剤などを使わず、素材に合った手入れ方法を確認しましょう。
家にカメムシが出たら落ち着いて対処しよう

家の中でカメムシを見つけても、慌ててつぶす必要はありません。
外へ逃がすなら、コップやペットボトルが使えます。退治する場合は、ガムテープやカメムシに対応した凍結スプレーも選択肢です。
大切なのは、次の3つです。
- カメムシの体を強くつかまない
- いる場所に合った道具を使う
- 何度も刺激せず、短時間で対処する
どの方法でも臭いを完全に防げるとは限りませんが、つぶさずに捕まえることで、臭いを出される可能性は抑えられます。
家の中に何度もカメムシが出る場合は、窓や換気口などの侵入経路も確認してみましょう。

