栃木県には、里山や河川敷、水辺、住宅地周辺などにさまざまな爬虫類が生息しています。
身近なヘビやトカゲだけでなく、家屋周辺ではヤモリ、水辺にはカメの仲間も確認されています。
本記事では、栃木県で確認されている主な爬虫類を種類ごとに整理し、特徴や見られる環境をわかりやすくまとめました。本記事は、栃木県のヘビ一覧としても参考になる内容です。
栃木で見られる爬虫類は何種類?
栃木県で確認されている主な爬虫類は以下の通りです。
・ヘビ類:8種
・トカゲ類:2種
・ヤモリ類:1種
・カメ類:4種
合計15種
栃木県のヘビ一覧
栃木県では現在8種類のヘビが確認されています。
アオダイショウ

県内で比較的よく見られる大型のヘビで、全長は2m近くになることもあります。林縁や河川敷、民家周辺でも見られ、ネズミなどを捕食します。無毒です。
シマヘビ

河川敷や草地でよく見られるヘビ。動きが素早く、体色には変異があり黒化個体も確認されています。カエルや小型哺乳類を捕食します。無毒です。
ニホンマムシ

山間部や水辺に生息する毒蛇。体は太く、三角形の頭部が特徴です。落ち葉の中などに潜んでいることがあり、注意が必要です。
ヤマカガシ

水辺を好むヘビで、カエルを主な餌とします。毒を持ちますが、基本的にはおとなしい性質です。
ヒバカリ

小型で細身のヘビ。湿地や水辺周辺で見られます。カエルやオタマジャクシを食べます。無毒とされています。
ジムグリ

地中や落ち葉の下に潜むことが多いヘビ。幼体は赤みのある体色をしていることが多く、成長すると茶褐色へと変化します。無毒です。
タカチホヘビ

夜行性で小型のヘビ。落ち葉の多い林道などで活動します。県内でも確認例はありますが、発見はまれです。
シロマダラ

小型で夜行性。白と黒のまだら模様が特徴です。確認例はありますが、目にする機会は非常に限られています。
タカチホヘビやシロマダラは、発見例が少ないことから「幻のヘビ」と呼ばれることもあります。私自身、夜の林道で実際に出会ったことがありますが、狙って簡単に見つかる種類ではないと感じています。
トカゲの仲間
ヒガシニホントカゲ

林縁や石垣周辺などで見られます。幼体は尾が鮮やかな青色をしています。
ニホンカナヘビ

草地や庭先でも見られる細身のトカゲ。日中に活発に活動し、昆虫を捕食します。
ヤモリの仲間
ニホンヤモリ

住宅地や街灯の周辺で見られる夜行性のヤモリ。昆虫を捕食します。現在は県内でも確認されていますが、分布の広がりには人為的な影響がある可能性も指摘されています。
カメの仲間

ニホンスッポン
河川やため池に生息する水生のカメ。泥底に潜る習性があります。県内でも確認例はありますが、目にする機会は多くありません。
ニホンイシガメ
県内でも確認例はありますが、自然分布かどうかははっきりしていません。
クサガメ
池や川でよく見られるカメ。日本には古くから生息していますが、外来起源とされています。
ミシシッピアカミミガメ
公園の池などでよく見られる外来のカメです。
栃木で爬虫類が見られる環境
栃木県では次のような場所で観察できます。
・里山や雑木林
・河川敷(渡良瀬川、鬼怒川周辺など)
・水田や用水路
・住宅地の壁や街灯周辺
・日光エリアの林道
特に春から初夏にかけて活動が活発になります。
危険な種類と注意点
危険な種類と注意点
栃木県内で注意が必要なのは以下の2種です。
・ニホンマムシ
・ヤマカガシ
いずれもこちらから刺激しなければ攻撃してくることはほとんどありません。草むらや河川敷の縁を歩く際は足元に注意し、サンダルなど軽装での立ち入りは避けましょう。
筆者のひとこと
私自身、爬虫類はとても好きなジャンルです。夜の林道でヘビを探したり、里山や河川敷を歩きながら観察する時間は、自然の奥深さを感じられる瞬間でもあります。派手な種類は多くありませんが、身近な自然の中に確かに多様な命が息づいています。安全を最優先にしながら、無理のない範囲で観察することが大切だと感じています。
まとめ
栃木県では、ヘビ8種・トカゲ2種・ヤモリ1種・カメ4種の計15種の爬虫類が確認されています。静かに自然を歩けば、意外な場所で出会うこともあります。距離を保ち、安全に配慮しながら、栃木の自然を楽しみましょう。

