日本の野鳥の中には、体全体が黄色く見えるものや、腹や翼に黄色が目立つ鳥がいます。
森や川、公園、草地など環境によって見られる鳥も違い、観察してみるとさまざまな種類がいることがわかります。
ここでは、日本で見られる代表的な「黄色い鳥」を紹介します。
日本で見られる黄色い鳥の種類
キビタキ

キビタキは、鮮やかな黄色が目立つ美しい野鳥です。
オスは胸からお腹にかけて明るい黄色をしており、黒い顔とのコントラストが特徴です。
春から夏にかけて日本で繁殖する夏鳥で、主に森林で見られます。
繁殖期にはよくさえずり、森の中でその声を聞くことができます。
キセキレイ

キセキレイは腹の黄色が目立つセキレイの仲間です。
細長い体と長い尾が特徴で、尾を上下に振るしぐさでも見分けやすい鳥です。
主に川や渓流など水辺の環境で見られ、岩や川辺を歩きながら昆虫などを食べています。
マヒワ

マヒワは黄色と黒の模様が特徴の小さな野鳥です。
オスは頭頂が黒く、体の黄色もより鮮やかに見えます。
日本には冬鳥として渡来し、山地や林で見られることが多い鳥です。
群れで行動することが多く、木の実や種子を食べています。
カワラヒワ

カワラヒワは翼の黄色い模様が特徴的な野鳥です。
体は褐色ですが、飛んだときに見える黄色い翼がよく目立ちます。
低山地から平地まで広く見られ、公園や住宅地でも観察できる比較的身近な鳥です。
主に草の種子などを食べています。
アオジ

アオジはホオジロの仲間で、胸や腹が黄色っぽく見える野鳥です。
本州中部以北の山地などで繁殖し、冬になると平地の草地や林などでも見られます。
地面を歩きながら草の種子や昆虫などを食べています。
黄色い鳥を見たら何の鳥?
見かけた場所や特徴によって、ある程度種類を見分けることができます。
森林で鮮やかな黄色の鳥を見た場合はキビタキの可能性があります。
川や渓流で黄色い鳥を見かけたならキセキレイかもしれません。
公園や住宅地で見られる黄色い鳥ならカワラヒワの可能性があります。
冬の草地や林で黄色っぽい鳥を見た場合はアオジのことがあります。
冬に群れで木に集まる小さな黄色い鳥ならマヒワが考えられます。
黄色い鳥はどこで見られる?生息環境の違い
黄色い鳥として紹介される野鳥は、それぞれ見られる環境が違います。
キビタキは森林、キセキレイは川や渓流などの水辺で見られます。
カワラヒワは平地や公園、住宅地でも観察できます。
冬になると草地や林ではアオジ、林や山地ではマヒワが見られることがあります。
このように、環境によって見られる鳥が変わるのも野鳥観察の楽しさです。
黄色い鳥と間違えやすい鳥(黄緑色の野鳥)

黄色に見える鳥の中には、実際には黄緑色に近い羽色の鳥もいます。
メジロ
メジロは体が鮮やかな黄緑色の小さな野鳥です。
目の周りの白い輪が特徴で、日本ではとても身近な鳥の一つです。
梅や桜の花の蜜を吸う姿がよく知られています。
ウグイス
ウグイスは「うぐいす色」というイメージがありますが、実際の羽色は緑よりもやや暗いオリーブ色に近い色です。
春になると「ホーホケキョ」という鳴き声で知られています。
鳥の羽が黄色く見える理由
鳥の羽の黄色は、カロテノイドと呼ばれる色素によって生まれることが多いとされています。
この色素は食べ物から取り入れるもので、鳥の種類によって羽の色の違いが生まれます。
また、黒や茶色の色はメラニンという別の色素によるものです。
まとめ
日本には、黄色が目立つ野鳥がいくつか存在します。
代表的なものとしては、キビタキ、キセキレイ、マヒワ、カワラヒワ、アオジなどが挙げられます。
また、メジロのように黄緑色の鳥が黄色い鳥と間違えられることもあります。
見かけた場所や体の特徴を合わせて観察すると、どの鳥なのか見分けやすくなります。
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