秋になると、いつの間にか家の中にいるカメムシ。
窓も玄関も閉めていたはずなのに、壁やカーテンに止まっていることがあります。
私の家でも、毎年大量のカメムシが入ってきます。
古民家なので建物の隙間をすべて塞ぐのは難しく、対策をしても完全には防げません。
それでも、窓や網戸などの侵入しやすい場所を中心に対策することで、家に入ってくる数は減っていると思います。
この記事では、カメムシが家に入る主な侵入経路と、できるだけ寄せつけないための対策を紹介します。
カメムシはどこから家に入る?
カメムシは、主に次のような場所から家の中へ入ってきます。
- 窓・網戸・サッシの隙間
- 玄関や勝手口
- 換気扇口や給排気口
- 外壁や軒下など建物の隙間
- 外干しした洗濯物や布団
カメムシは、2~3mm程度のわずかな隙間からでも侵入します。
窓を閉めていても、サッシや網戸、換気口などに小さな隙間があれば、そこから入り込む可能性があります。
外干しした洗濯物に付着し、そのまま室内へ持ち込んでしまうこともあります。
家の周りで見かける主なカメムシ
カメムシには多くの種類がいます。
家の周りで見かける代表的な種類が、クサギカメムシとチャバネアオカメムシです。
クサギカメムシ

茶色から暗褐色をしたカメムシです。
秋になると越冬場所を探し、家屋の中へまとまって侵入することがあります。
チャバネアオカメムシ

光沢のある緑色で、翅の一部が茶色いカメムシです。
果樹などで見られる種類ですが、灯火に集まり、室内へ入ってくることもあります。
なぜ秋になるとカメムシが家に入るの?
家へのカメムシの侵入が増えるのは、特に10~11月頃です。
寒い冬を越す場所を探して建物の外壁や窓まわりへ集まり、見つけた隙間から内部へ入り込みます。
クサギカメムシなどは、家屋の軒下や壁の隙間などで成虫のまま越冬します。
そのため、秋に入り込んだ個体が冬の暖かい日や春先に動き出し、室内で見つかることもあります。
何匹か続けて出てきても、家の中で急に増えたとは限りません。秋に別々の隙間へ入り、隠れていた個体が活動を始めた可能性があります。
カメムシの主な侵入経路と対策

窓・網戸・サッシの隙間
最初に確認したいのが、窓まわりです。
網戸を閉めていても、次のような場所から侵入する可能性があります。
- 網戸の破れ
- 網戸と窓枠のずれ
- サッシの隙間
- 隙間を塞ぐモヘアの劣化
- 窓を開けた瞬間
一般的な引き違い窓や網戸は、開閉できる構造上、完全な密閉状態にはなりません。
ガラス戸を中途半端な位置で開けると、網戸との間に隙間ができ、虫が入りやすくなる場合もあります。
引き違い窓では、ガラス戸を全開にするか、半開きにする場合は室内側のガラス戸を開け、室外側のガラス戸は閉めた状態で網戸を使いましょう。
網戸に穴があれば補修し、窓枠との間に目立つ隙間がある場合は、隙間テープなどで塞ぎます。
ただし、窓の開閉や排水に必要な場所まで塞がないようにしてください。
網戸の小さな破れや窓まわりの隙間は、補修テープや隙間テープを使うと手軽に対策できます。
網戸補修テープ・隙間テープを探す
玄関・勝手口
玄関や勝手口では、ドアを開けた瞬間にカメムシが入ることがあります。
ドアの表面や枠にカメムシが止まっていると、出入りの際に驚いて飛び込むこともあります。
特に玄関灯の近くにカメムシが集まっている場合は、ドアを開ける前に周囲を確認しましょう。
ドアの下や枠に目立つ隙間がある場合は、ドア用の隙間テープなどで対策できます。
厚すぎるテープを貼るとドアが閉まりにくくなるため、隙間の大きさに合ったものを選んでください。
換気扇口・給排気口
換気扇口や給排気口は、屋外とつながっているため侵入経路になることがあります。
次のような部分を確認しましょう。
- 防虫網の破れ
- カバーと外壁の間
- 古くなった換気口の隙間
- 周囲の部品の外れや劣化
破れた防虫網は交換し、カバーの周囲に目立つ隙間がある場合は補修します。
ただし、換気扇口や給排気口をテープなどで完全に塞いではいけません。
換気を妨げないように、その場所に対応した防虫ネットやフィルターを使用しましょう。
外壁・軒下などの隙間
古い住宅では、窓や玄関以外にも侵入口がある可能性があります。
- 外壁のひび割れ
- 外壁と柱の継ぎ目
- 配管やケーブルを通した穴の周囲
- 軒下や屋根まわり
- 壁と基礎の境目
目立つ隙間は、補修用パテやコーキング材などで塞ぐ方法があります。
ただし、高い場所や建物の構造に関係する部分は、無理に自分で作業しないでください。
転落や雨漏りなどにつながるおそれがあるため、必要に応じて住宅の修理業者へ相談しましょう。
隙間補修用のパテ・防虫用品を探す
洗濯物や布団と一緒に入る
カメムシは、外干しした洗濯物や布団に付くことがあります。
洗濯物を取り込む前に、次の場所を確認しましょう。
- 衣服やタオルの裏側
- 袖や裾の内側
- フードやポケット
- タオルやシーツの折り目
- 布団の裏側
表面に見当たらなくても、衣服の内側や折り目に隠れていることがあります。
取り込む前に両面を確認し、軽く払ってから室内へ入れましょう。
カメムシが特に多い時期は、部屋干しに切り替える方法もあります。
強く叩くと臭いを出すことがあるため、付いているのを見つけた場合は、そっと取り除いてください。
カメムシを家に寄せつけない対策
カメムシ用の忌避剤を使う
毎年カメムシが集まる場所には、カメムシに対応した忌避スプレーを使う方法があります。
使用する場所の例は次のとおりです。
- 網戸
- 窓枠やサッシ
- 玄関まわり
- 換気扇口の周辺
- 外壁の侵入口付近
製品によって使える場所や効果の持続期間が異なります。
カメムシへの適用や使用方法を確認し、製品の表示に従って使いましょう。
隙間を塞ぐ対策と忌避剤を組み合わせることで、家に入ってくる数を減らしやすくなります。
カメムシ用の忌避スプレーを探す
夜間の照明を必要以上につけない
チャバネアオカメムシなど、灯火に集まる種類もいます。
玄関灯やベランダの照明は必要な時間だけ使用し、使わないときは消しておきましょう。
夜はカーテンを閉め、室内の光が窓から強く漏れないようにする方法もあります。
屋外照明を交換する場合は、紫外線を抑えた防虫用ランプやLED照明を選ぶことで、虫の飛来を減らせる可能性があります。
カメムシが多く付く草木を整理する
カメムシは、種類によってさまざまな草木に集まり、植物の汁を吸って生活しています。
家のすぐ近くにカメムシが多く付いている植物や、茂りすぎた雑草がある場合は、必要な範囲で整理しましょう。
すべての植物をなくす必要はありません。
まずは玄関や窓の近くを確認し、毎年カメムシが集まる植物がある場合に手入れする程度で十分です。
古民家ではカメムシを完全に防ぐのが難しい

私の家でも、毎年大量のカメムシが入ってきます。
古民家なので、窓や玄関以外にも、壁、屋根、軒下、柱の継ぎ目など、侵入できそうな場所がたくさんあります。
目に見える隙間を塞いでも、建物の内部には確認できない隙間が残ります。
そのため、カメムシを完全にゼロにするのは難しいと感じています。
それでも、網戸の破れを直したり、窓や玄関の隙間を確認したり、侵入しやすい場所に忌避剤を使ったりすることで、家に入ってくる数は減っていると思います。
網戸も構造上、虫の侵入を完全に防げるものではありません。
古い家では「1匹も入れない」と考えるより、侵入しやすい場所から順番に対策し、入ってくる数を減らすことを目標にしたほうが現実的です。
対策しても大量に入ってくる場合は?
窓や玄関を対策してもカメムシが繰り返し出てくる場合は、軒下、屋根まわり、壁の内部など、見えにくい場所が侵入経路になっている可能性があります。
特に次のような場合は、自分だけで侵入口を見つけるのが難しくなります。
- 窓や玄関を対策しても繰り返し出てくる
- 天井や照明付近から出てくる
- 高い場所や屋根まわりに隙間がある
- 侵入している場所を特定できない
生活に支障が出るほど侵入する場合は、害虫駆除業者や住宅の修理業者への相談も選択肢です。
業者によって対応できる害虫や作業内容が異なるため、依頼する前にカメムシの駆除や侵入防止に対応しているか確認しましょう。
害虫駆除はこちら
家の中に入ったカメムシは潰さない
どれだけ対策しても、カメムシが家の中へ入ってしまうことはあります。
室内で見つけても、叩いたり、強くつかんだりしてはいけません。
掃除機で吸うと、排気と一緒に臭いが広がったり、掃除機の内部に臭いが残ったりすることもあります。
家に入ったカメムシを臭いを出さずに捕まえる方法は、こちらの記事で詳しく紹介します。
まとめ
カメムシは、窓や網戸だけでなく、玄関、換気扇口、給排気口、外壁などの小さな隙間から家に入ってきます。
外干しした洗濯物や布団に付き、そのまま室内へ持ち込まれることもあります。
特に秋は、越冬場所を探すカメムシが建物へ集まりやすい季節です。
網戸の補修、隙間の点検、洗濯物の確認、カメムシ用忌避剤などを組み合わせ、侵入しやすい場所から対策しましょう。
古民家や築年数の古い家では完全に防ぐのが難しいこともありますが、対策を続けることで、家に入ってくる数を減らすことはできます。
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