冬なのに、家の中でカメムシを見つけることがあります。
窓をほとんど開けていないのに突然出てきたり、春になった途端に何匹も見かけたりすると、「いったいどこから入ったの?」と思うかもしれません。
実は、カメムシの中には秋のうちに家へ入り込み、そのまま建物の隙間で冬を越す種類がいます。
そのため、冬や春に室内へ出てきたカメムシは、その日に外から入ってきたとは限りません。
私の家でも、秋になると毎年かなりの数のカメムシが入ってきます。
古民家なので完全に侵入を防ぐのは難しく、冬になって姿が見えなくなっても、建物のどこかに潜んでいる可能性があります。
この記事では、カメムシが冬の間どこにいるのか、なぜ冬や春に突然出てくるのかを分かりやすく紹介します。
カメムシは家の中で冬を越す?

カメムシの中には、成虫のまま冬を越す種類がいます。
家への侵入で問題になりやすいクサギカメムシもそのひとつです。
秋になると冬を越せる場所を探して建物へ集まり、隙間から内部へ入り込むことがあります。
ただし、「家の中で越冬する」といっても、普段生活している部屋の中で冬の間ずっとじっとしているとは限りません。
壁や建物の狭い隙間など、人から見えにくい場所へ入り込んでいることがあります。
また、すべてのカメムシが家で冬を越すわけではありません。
種類によって越冬方法は異なり、屋外で冬を越すものもいます。
カメムシは冬眠している?
カメムシについて「冬眠する」と表現されることもありますが、クサギカメムシなどは休眠状態になって冬を越します。
寒い時期は活動が鈍くなるため、秋にはたくさんいたカメムシが、冬になるといなくなったように感じることがあります。
しかし、家から完全にいなくなったとは限りません。
建物の見えない場所に潜んでいる個体もいます。
カメムシは冬の間どこにいる?

家へ入り込んだカメムシは、暗くて狭い場所に潜むことがあります。
家や建物では、次のような場所が考えられます。
- 壁や柱の隙間
- 外壁や建材の隙間
- 窓枠やサッシ周辺
- 軒下など建物の狭い場所
そのため、部屋の中を見回してカメムシがいなくても、建物から完全にいなくなったとは限りません。
特に築年数の古い家は、外から見ただけでは分からない隙間も多くあります。
私の家も古民家なので、目につく隙間を塞いでも、完全に侵入を防ぐのは難しいと感じています。
カメムシが家へ入ってくる場所については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

冬なのにカメムシが出てくるのはなぜ?
越冬しているカメムシは、寒い間ずっと同じ状態というわけではありません。
暖かくなると活動性が高まり、隠れていた個体が動き出すことがあります。
暖房を使ったときに出てくることがある
外は寒くても、暖房を使えば家の中は暖かくなります。
暖房などによって越冬場所の周辺まで暖まると、カメムシの活動性が高まり、隠れていた個体が室内で見つかることがあります。
そのため、「真冬なのにカメムシがいた」という場合でも、その日に外から入ったとは限りません。
秋から建物の中に潜んでいた個体の可能性があります。
冬の暖かい日に動き出すこともある
冬でも、晴れて気温が上がる日はあります。
気温が上がると越冬中のカメムシも活動しやすくなり、普段は見えない場所にいた個体が姿を見せることがあります。
冬に突然カメムシが出てきても、不思議なことではありません。
春になるとカメムシが出てくる理由

春になって気温が上がると、冬を越したカメムシは再び活動を始めます。
家の隙間などで越冬していた場合、動き始めた個体が室内へ出てくることがあります。
つまり、春に現れたカメムシは、春になって新しく外から入ってきたとは限りません。
秋から建物の中で冬を越していた可能性もあります。
「冬はほとんど見なかったのに、春になったらまた出てきた」という場合は、越冬していた個体が暖かくなって活動を始めた可能性があります。
春に何匹も出るのは家の中で繁殖したから?
春になると、数日の間に何匹もカメムシが出てくることがあります。
すると、
「家の中で増えている?」
「どこかに巣がある?」
と心配になるかもしれません。
しかし、何匹も出てきたからといって、冬の間に家の中で大量に繁殖したとは限りません。
クサギカメムシは、越冬するときに複数の個体が集まることがあります。
そのため、秋に複数の個体が建物へ入り込み、それらが春になって近い時期に活動を始めれば、急に数が増えたように見えます。
家の中で増えたのではなく、もともと複数の個体が越冬していて、それらが近い時期に活動を始めた可能性があります。
カメムシはいつまで越冬する?

カメムシが活動を再開する時期は、地域やその年の気温によって変わります。
そのため、「3月になったら越冬は終わる」というように、月だけで決まっているわけではありません。
基本的には、秋に越冬場所へ入り、冬を過ごしたあと、春に暖かくなるにつれて活動を再開していきます。
暖かい地域では早く、寒い地域では遅くなることもあります。
「何月か」よりも、気温が上がってきたかどうかを目安に考えると分かりやすいでしょう。
越冬していたカメムシを見つけたらどうする?
冬や春に室内へ出てきたカメムシを見つけても、できるだけ潰さないようにしましょう。
カメムシは強く刺激すると、独特の臭いを出すことがあります。
少数であれば、コップやペットボトルなどを使って捕まえる方法があります。
私も家の中に入ったカメムシは、ペットボトルに落として捕まえることがあります。
触らずに処理したい場合は、カメムシに使用できる凍結タイプのスプレーを用意しておく方法もあります。
使用できる害虫や場所は商品によって異なるため、必ず表示を確認してから使ってください。
臭いをできるだけ出さずに捕まえる方法はこちらで詳しく紹介しています。

春に出てくるカメムシを減らすには?
春になって室内へ出てくるカメムシを減らしたいなら、重要なのは前年の秋に家へ入れないことです。
カメムシは秋になると、冬を越せる場所を探して建物へ集まってきます。
毎年カメムシが多い家では、秋のうちに侵入しやすい場所を確認しておきましょう。
特に確認したい場所は、
- 窓やサッシ周辺
- 網戸の破れ
- ドアまわり
- 外壁や配管まわりの隙間
などです。
小さな網戸の破れであれば、網戸補修シートなどを使って補修できます。
窓やドアまわりに隙間がある場合は、場所に応じて隙間テープなどで塞ぐ方法もあります。
カメムシが多い家では忌避剤も選択肢
毎年秋になると窓や外壁にカメムシがたくさん集まる場合は、カメムシ用の忌避剤を使う方法もあります。
窓まわりや外壁など、カメムシが集まりやすい場所に使用できる商品があります。
ただし、使用できる場所や効果の持続期間は商品によって異なります。
購入するときは、対象害虫にカメムシが含まれているか、どこに使用できる商品なのかを確認しましょう。
ただし、古い家などではすべての隙間を完全に塞ぐのは難しいものです。
私の家でも、完全にゼロにはできていません。
「1匹も入れない」と考えるより、入りやすい場所から対策して、越冬する個体を少しずつ減らしていく方が現実的です。
具体的な侵入経路や対策はこちらの記事にまとめています。

カメムシは家の隙間で冬を越すことがある
カメムシの中には、成虫の状態で冬を越す種類がいます。
家への侵入で問題になりやすいクサギカメムシも、秋に建物へ入り込み、隙間などで冬を越すことがあります。
そのため、冬や春に突然カメムシが出てきても、その日に外から入ってきたとは限りません。
秋から隠れていた個体が、暖かくなって動き始めた可能性があります。
また、春に何匹か続けて出てきても、家の中で大量に繁殖したとは限りません。
毎年カメムシが多い家では、春に出てきた個体だけを対処するのではなく、秋の侵入をできるだけ減らしておくことが大切です。

