ホトトギスはなぜ夜に鳴く?夜中まで響く鳴き声の理由を解説

ホトトギスイラスト

初夏の夜、外から

「キョッ、キョッ、キョキョキョキョ……」

という鋭い鳥の声が聞こえてきたことはありませんか。

夜中に突然聞こえると、「こんな時間に鳥が鳴くの?」と不思議に思うかもしれません。

その声の正体は、ホトトギスかもしれません。

私自身も夜にホトトギスの声を聞いたことがありますが、有名な「特許許可局」という聞きなしよりも、「キョッ、キョッ、キョキョキョキョ……」という鋭い声に聞こえました。

静かな夜に響くと、想像以上によく通る声です。

結論から言うと、ホトトギスが夜に鳴く主な理由は、繁殖期の縄張り宣言やメスへのアピールのためです。

ホトトギスは夜だけに活動する鳥というより、繁殖期や渡来直後に夜も鳴く鳥です。

特に春から初夏にかけて日本へ渡ってきた時期には、昼夜を問わず鳴き声が聞こえることがあります。

この記事では、ホトトギスが夜に鳴く理由や鳴く時期、鳴き声の特徴について解説します。

目次

ホトトギスはなぜ夜に鳴く?

ホトトギスが夜に鳴くのは、繁殖活動と深く関係しています。

特にオスは、大きな声で鳴くことで自分の存在を周囲に知らせます。

鳴き声には、主に次のような意味があると考えられます。

  • 縄張りを主張する
  • メスに存在をアピールする
  • 繁殖相手を探す
  • 周囲のオスに自分の存在を知らせる

ホトトギスは、春から初夏にかけて日本へ渡ってくる夏鳥です。

日本で繁殖できる期間は限られているため、渡来直後から活発に鳴きます。

そのため、夜中にホトトギスの声が聞こえても、異常なことではありません。

ホトトギスは夜行性なの?

夜に鳴くと聞くと、「ホトトギスは夜行性なの?」と思うかもしれません。

しかし、ホトトギスは夜だけに活動する鳥ではありません。

昼間にも活動し、朝や日中にも鳴きます。

ポイントは次の通りです。

  • 夜だけ活動する鳥ではない
  • 昼間にも鳴く
  • 繁殖期には夜にも鳴く
  • 夜は静かなので声が目立ちやすい

つまり、「夜に鳴く=夜行性」というわけではありません。

昼間にも鳴いていても、車の音や生活音、ほかの鳥の声に紛れて気づきにくいことがあります。

一方で夜は周囲が静かなので、ホトトギスの声がより大きく響いて聞こえるのです。

ホトトギスがよく鳴く時期

ホトトギスの鳴き声がよく聞こえるのは、主に春から初夏にかけてです。

特に5月から7月ごろは、声を聞く機会が多くなります。

声が目立ちやすいのは、次のような時期です。

  • 日本へ渡ってきたばかりの時期
  • 繁殖活動が活発な時期
  • オスが縄張りを主張する時期
  • メスにアピールする時期

地域によって多少の違いはありますが、初夏の夜に鳴き声を聞くことがあります。

山林や里山の近くではもちろん、市街地の上空を鳴きながら通過することもあります。

そのため、住宅地でも夜にホトトギスの声が聞こえることがあります。

ホトトギスの鳴き声はどんな声?

ホトトギスの鳴き声は、昔からさまざまな聞きなしで表現されてきました。

特に有名なのは、次のような聞きなしです。

  • 特許許可局
  • テッペンカケタカ

ただし、実際に野外で聞くと、人によって聞こえ方は違います。

私には、

「キョッ、キョッ、キョキョキョキョ……」

という鋭い声に聞こえました。

かなりよく通る声なので、姿が見えなくても存在に気づきやすい鳥です。

ホトトギスは木の上や林の中にいることが多いため、姿を見るよりも先に鳴き声で気づくことが多いかもしれません。

ホトトギスの鳴き声がうるさく感じる理由

ホトトギスの声は、人によっては「うるさい」と感じることもあります。

特に夜中に聞こえると、かなり気になるかもしれません。

うるさく感じる理由は、主に次の通りです。

  • 声が鋭い
  • 遠くまでよく響く
  • 同じような鳴き方を繰り返す
  • 夜は周囲が静か
  • 寝ている時間帯に聞こえることがある

昼間なら気にならない声でも、夜になると急に大きく感じることがあります。

ただし、ホトトギスが夜に鳴く時期は一年中続くわけではありません。

主に繁殖期の行動なので、初夏を過ぎると夜に聞こえる機会は少なくなっていきます。

ホトトギスはどんな鳥?

ホトトギスイラスト

ホトトギスは、カッコウ科の鳥です。

日本には夏鳥として渡来し、主に山地や林、里山などで見られます。

特徴を簡単にまとめると、次のような鳥です。

  • カッコウ科の鳥
  • 日本では夏鳥
  • 全長は約28cm
  • カッコウに似た姿をしている
  • 初夏によく鳴く
  • 托卵をする鳥として知られる

ホトトギスの大きな特徴のひとつが、托卵です。

托卵とは、自分で巣を作って子育てをするのではなく、ほかの鳥の巣に卵を産み、その鳥にヒナを育ててもらう繁殖方法です。

ホトトギスは、主にウグイスの巣に托卵することで知られています。

そのため、ウグイスが暮らすような藪や林のある場所に現れることがあります。

夜にホトトギスの声が聞こえたら

夜にホトトギスの声が聞こえたら、まずは耳を澄ませてみてください。

「キョッ、キョッ、キョキョキョキョ……」

という鋭い声が繰り返し聞こえるなら、ホトトギスの可能性があります。

夜中に鳥の声が聞こえると少し不思議に感じますが、ホトトギスにとっては繁殖期の大切な行動です。

特に初夏の夜に聞こえるホトトギスの声は、季節の訪れを感じさせる自然の音でもあります。

うるさいと感じることもあるかもしれませんが、その声は長い期間続くものではありません。

繁殖期が過ぎると、夜に鳴く声も少しずつ減っていきます。

まとめ

ホトトギスが夜に鳴く主な理由は、繁殖期の縄張り宣言やメスへのアピールのためです。

ホトトギスは夜だけに活動する鳥ではありませんが、渡来直後や繁殖期には昼夜を問わず鳴くことがあります。

特に初夏は、夜中にホトトギスの声が聞こえることもあります。

この記事のポイントをまとめると、次の通りです。

  • ホトトギスは繁殖期に夜も鳴く
  • 夜だけに活動する鳥ではない
  • オスの鳴き声には縄張り宣言や求愛の意味がある
  • 5月から7月ごろに声を聞く機会が多い
  • 「特許許可局」という聞きなしで知られる
  • 実際には「キョッ、キョッ、キョキョキョキョ」と聞こえることもある
  • 夜は静かなため、声がより大きく感じられる

初夏の夜に響く不思議な鳥の声。

それは、ホトトギスが繁殖期に一生懸命鳴いている声かもしれません。

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