カブトムシ・クワガタ採集に必要な道具|初心者向け持ち物ガイド

カブトムシ、クワガタ採集に必要な道具

カブトムシやクワガタを探しに行くとき、意外と迷うのが「何を持っていけばいいのか」ということです。

虫網や虫かごはすぐに思いつきますが、夜に探すならライトも必要ですし、夏の雑木林や草むらでは虫よけ対策も欠かせません。

この記事では、カブトムシ・クワガタ採集に最低限必要な道具と、あると便利な持ち物を紹介します。

初心者の方や、子どもと一緒に採集へ行きたい方は、出かける前の準備として参考にしてみてください。

目次

カブトムシ・クワガタ採集に最低限必要な道具

地面にいるカブトムシ

カブトムシやクワガタ採集で、まずそろえたい道具は次の4つです。

  • 虫網
  • 虫かご
  • 虫よけスプレー
  • ライト

本格的な道具をすべてそろえなくても、まずはこの4つがあるとかなり動きやすくなります。

特に夜の採集では、ライトと虫よけはかなり大切です。暗い場所では足元も見えにくく、蚊やマダニ、ヤマビルなどにも注意が必要になります。

実際に私がカブトムシ・クワガタ採集で使っている道具も、虫網、虫かご、ライト、手袋などが中心です。採集場所や目的に合わせて、必要なものを少しずつ追加していくとよいと思います。

虫網|長いものがあると高い場所も狙える

カブトムシやクワガタは、木の幹や低い場所だけでなく、少し高い場所にいることもあります。

そのため、虫網はできれば柄の長いものがおすすめです。

私自身は、5mほど伸びる虫網を使っています。普通の短い網では届かない場所でも、高いところにいる虫を狙えるのでかなり便利です。

特にクワガタは、木の高い場所にいたり、枝の周辺にいることもあります。長い虫網があると、手の届かない場所にいる個体にも対応しやすくなります。

また、虫網は長さや網の大きさが違うものを使い分けると便利です。高い場所を狙うなら長い虫網、近くの虫を観察するなら扱いやすい網があると使いやすくなります。

ただし、長い虫網は扱いに注意が必要です。

周囲に人がいる場所で振り回すと危険ですし、道路沿いや民家の近くでは迷惑になることもあります。子どもが使う場合は、大人が近くで見てあげると安心です。

虫かご|持ち帰る人は必要

採ったカブトムシやクワガタを持ち帰る場合は、虫かごが必要です。

一時的に入れるだけなら小さめの虫かごでも十分ですが、夏場は中が暑くなりやすいので、直射日光の当たる場所に置かないようにしましょう。

観察だけして逃がす場合でも、虫かごがあると便利です。

少しの間だけ虫かごに入れることで、カブトムシの角やクワガタの大あご、脚の形、体の大きさなどをじっくり観察できます。

ただし、長時間入れっぱなしにするのは避けた方がよいです。持ち帰らない場合は、観察したあとに元の場所の近くで逃がしてあげましょう。

虫よけスプレー|蚊・マダニ・ヤマビル対策に

夏の雑木林や草むらでは、蚊だけでなく、マダニやヤマビルにも注意が必要です。

虫よけスプレーを選ぶなら、蚊・マダニ・ヤマビルなどに対応したタイプがおすすめです。

ただし、商品によって対象となる虫は違います。購入前には、パッケージの表示を確認しておきましょう。

また、虫よけスプレーを使っていても完全に防げるわけではありません。

長袖・長ズボンを着る、草むらに不用意に入らない、帰宅後に体を確認するなど、服装や行動でも対策することが大切です。

ライト|夜の採集では必須

夜にカブトムシやクワガタを探すなら、ライトは必須です。

木の幹や樹液の出ている場所を見るだけでなく、足元を照らすためにも使います。

スマホのライトだけで探すこともできなくはありませんが、電池切れや落下のリスクがあります。夜の林や山沿いでは、専用のライトを持っていった方が安心です。

できれば、手持ちライトだけでなく、予備のライトや予備電池も用意しておくと安全です。

暗い場所では、足元の段差、側溝、ぬかるみ、落ちている枝などにも注意が必要です。虫を探すことに集中しすぎず、足元も確認しながら歩きましょう。

そのほかおすすめの採集用品

樹皮の上を歩くミヤマクワガタのオス

最低限必要な道具は、虫網、虫かご、虫よけスプレー、ライトの4つです。

ここからは、あるとさらに便利な採集用品を紹介します。

必ずすべてをそろえる必要はありませんが、採集場所や目的に合わせて用意しておくと、より安全に楽しめます。

長靴|草むらや湿った場所で安心

草むら、ぬかるみ、沢沿い、湿った林道などを歩くなら、長靴があると安心です。

足元の汚れを気にせず歩けるだけでなく、草や落ち葉の中に足を入れるときにも使いやすくなります。

特に夜の採集では、足元が見えにくくなります。サンダルなど肌が出る履き物は避け、歩きやすい靴や長靴を選ぶのがおすすめです。

ただし、長靴でも滑りやすい場所はあります。沢沿いやぬかるみでは無理に進まず、安全な場所で観察しましょう。

軍手・手袋|木や枝を触るときに便利

樹液の出ている木、枝、落ち葉の周りを見るときは、軍手や手袋があると便利です。

素手で木や枝を触ると、ささくれやトゲで手を傷つけることがあります。軍手や手袋があれば、ちょっとしたケガを防ぎやすくなります。

ただし、手袋をしていても、ハチ、ムカデ、毛虫などを直接つかむのは危険です。

手袋はあくまで手を守るための道具です。危険な虫やよくわからない生き物には、無理に触らないようにしましょう。

ノギス|大きさを記録すると面白い

採ったカブトムシやクワガタの大きさを測るなら、ノギスがあると便利です。

特にクワガタは、種類や個体によって大きさの差が出やすい昆虫です。サイズを記録しておくと、観察がさらに面白くなります。

「今年見つけた中で一番大きかった個体は何mmだったか」
「去年より大きなクワガタを見つけられたか」

こうした記録を残しておくと、採集の楽しみが増えます。

写真と一緒にサイズも記録しておけば、あとで見返したときにもわかりやすいです。

ヘッドライト|両手が空くとかなり楽

夜の採集では、ヘッドライトがあるとかなり楽です。

手持ちライトだと片手がふさがりますが、ヘッドライトなら両手が空きます。

虫網や虫かごを持ちながら歩くとき、木の幹を確認するとき、子どもの手を引くときなど、両手が使えるのは大きなメリットです。

特に夜の雑木林や山沿いでは、足元を照らしながら歩けるので安心感があります。

ライトを1つだけ持っていくなら、個人的には手持ちライトよりもヘッドライトの方が使いやすい場面が多いです。

カメラ|カブクワ以外の生き物も記録できる

カブトムシやクワガタ採集では、カメラがあると楽しみ方がかなり広がります。

採集中には、カブトムシやクワガタだけでなく、蛾、コガネムシ、カミキリムシ、セミ、カマキリなど、さまざまな昆虫に出会うことがあります。

その場で名前がわからなくても、写真を撮っておけばあとから調べることができます。

私自身も、生き物観察ではカメラをかなり大事にしています。昆虫だけでなく、鳥、哺乳類、両生類、爬虫類など、さまざまな生き物を記録できるので、自然観察を長く楽しみたい人には特におすすめです。

私のおすすめカメラはCOOLOIX P1100。

昆虫だけでなく、野鳥や哺乳類など、いろいろな生き物を撮影したい人に向いています。

クマスプレー|山間部では安全対策として

山間部でカブトムシやクワガタ採集をする場合は、クマ対策も考えておきたいところです。

私自身も、山間部に行くときはクマスプレーを持っていくようにしています。

ただし、クマスプレーを持っていれば安全というわけではありません。まず大切なのは、クマに出会わないように行動することです。

単独行動を避ける、人の存在を知らせながら歩く、見通しの悪い場所に不用意に入らない、早朝や夕方の行動に注意するなど、基本的な対策が重要です。

クマの出没がある地域や山間部で採集する場合は、安全対策の一つとしてクマスプレーを検討しておくとよいでしょう。

番外編:ライトトラップ

ライトトラップは、光に集まる昆虫を観察する方法です。

カブトムシやクワガタだけでなく、蛾、コガネムシ、カミキリムシなど、さまざまな昆虫が集まることがあります。

普通に歩いて探すだけでは見られない種類に出会えることもあるので、昆虫観察が好きな人には面白い方法です。

ただし、ライトトラップは周囲への配慮が必要です。

住宅地の近くでは迷惑になることがありますし、私有地や管理地では許可が必要な場合もあります。明るいライトを使う場合は、車や人の迷惑にならない場所を選ぶことも大切です。

初心者の場合は、まずは街灯採集や樹液採集から始めて、慣れてきたらライトトラップを検討するくらいがよいと思います。

おすすめの採集方法

街灯に飛来したミヤマクワガタ

ここからは、カブトムシやクワガタを探す方法を簡単に紹介します。

道具をそろえても、どこを探せばいいのかわからないと見つけにくいです。

初心者の場合は、まずは街灯採集や樹液採集から始めるのがおすすめです。

街灯採集

初心者でも試しやすいのが街灯採集です。

カブトムシやクワガタは、夜に灯りの周辺へ飛んでくることがあります。山沿いの道路、林の近く、公園周辺、自動販売機の灯り、街灯の下などで見つかることがあります。

ただし、すべての街灯に集まるわけではありません。

周りに雑木林や山がある場所の方が可能性は高くなります。逆に、周囲に森がほとんどない場所では、街灯があっても見つからないことも多いです。

街灯採集は、木を傷つけたり、樹液場に入ったりしないで探せるのがメリットです。

一方で、道路沿いでは車に注意が必要です。夜は視界が悪くなるので、車道に出ない、子どもから目を離さない、無理な場所では探さないことが大切です。

▶街灯採集のコツ|狙うべき場所やクワガタの見つけ方

樹液採集

樹液採集は、雑木林などで樹液の出ている木を探す方法です。

カブトムシやクワガタは、樹液に集まることがあります。特に夏の夜は、樹液の出ている木を確認すると見つかることがあります。

ただし、樹液にはカブトムシやクワガタだけでなく、スズメバチ、ガ、カナブン、ゴキブリなど、さまざまな生き物が集まります。

スズメバチがいる木には近づかないようにしましょう。

また、木を傷つけて樹液を出そうとするのはよくありません。自然に樹液が出ている木を探すようにします。

昼間の下見

夜に採集へ行く前に、明るい時間に下見をしておくと安全です。

昼間のうちに、足元の状態、駐車場所、街灯の位置、樹液の出ている木、危険な場所などを確認しておくと、夜に無理をしにくくなります。

特に子どもと一緒に行く場合は、昼間の下見がかなり大切です。

夜になってから初めて行く場所だと、段差や側溝、ぬかるみ、斜面などに気づきにくくなります。

安全に楽しむためにも、最初は明るい時間に場所を確認しておくのがおすすめです。

採集するときの注意点

カブトムシやクワガタ採集では、道具だけでなくマナーも大切です。

私有地に勝手に入らない、木を傷つけない、必要以上に採らない、ゴミを持ち帰るなど、基本的なことは必ず守りましょう。

また、採集場所によっては昆虫の採集が禁止されている場合もあります。公園、自然保護区、管理地などでは、事前にルールを確認しておくと安心です。

カブトムシやクワガタは魅力的な昆虫ですが、採りすぎるとその場所で見られる数が減ってしまうこともあります。

観察だけで終わらせる、必要な分だけ持ち帰る、同じ場所で何匹も採りすぎないなど、自然への配慮も忘れないようにしたいところです。

まとめ:まずは最低限の道具から始めよう

カブトムシ・クワガタ採集は、特別な道具をたくさんそろえなくても始められます。

まず最低限そろえたいのは、虫網、虫かご、虫よけスプレー、ライトの4つです。

高い場所も狙いたいなら長い虫網、夜に探すならライトやヘッドライト、草むらや山間部に入るなら長靴や虫よけ対策も大切です。

慣れてきたら、ノギスでサイズを測ったり、カメラでほかの昆虫を記録したりすると、採集だけでなく観察としても楽しめます。

カブトムシやクワガタを見つける時間は、とても楽しいものです。

安全対策とマナーを守りながら、無理のない範囲で昆虫採集を楽しんでみてください。

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